東海東京証券のIPOルール(ペナルティ/資金)

東海東京証券のIPOルール(ペナルティ/資金)

IPOルールや初値売りの売り方

東海東京証券は独立系の証券会社です。

IPOの概要

ブック
ビルディング
(需要申告)
資金 不要
抽選 抽選方法 引受株数による
最大
当選数
1単元
(ダイレクトコース)
資金 抽選時に必要
同一資金
で同一抽選日
不可
メール通知 なし
購入申込 当選辞退 最大1年6ヶ月
抽選対象外
の場合あり
売り注文 注文可能
時間
上場日の6時
有効期限 当日まで
未成年 IPOの購入不可

引受株数によって抽選方法が変わる

抽選方法は東海東京証券の引受株数が2,000単位未満か、2,000単位以上かによって変わります。

2,000単位未満の場合

引受株数が2,000単位未満の場合、以下のIPO個人優遇ステージにより配分されます。

ステージ 資産残高平均 総手数料累計 配分比率
S ステージA相当以上 BB申込状況により変動
A 1億円以上 50万円以上
B 3,000万円
以上
30万円以上
C 500万円以上 10万円以上
D 上記に該当しない 10%

ステージA~Cの分類は資産残高平均と総手数料累計を同時に満たす必要があります。

2,000単位以上の場合

引受株数が2,000単位以上の場合、10%以上が完全平等抽選で配分されます。

資産残高平均や総手数料累計は関係ありません。

ペナルティ

ブックビルディング時は資金不要ですが抽選時に買付可能金額が満たない場合、最大1年6ヵ月抽選対象外となる場合があります(ペナルティ)。

複数銘柄の当選日が同一の場合、それぞれの銘柄分の資金がないと抽選対象外になるため注意が必要です。 当選辞退、または購入申込しなかった場合も同様のペナルティです。

  • 抽選時において買付可能金額が満たない場合
  • 当選者が購入を「辞退」された場合または購入の意思表示をされなかった場合
ブックビルディングをキャンセルした場合の取扱いについて

次点とは

東海東京証券の抽選結果は「当選」か「次点」になります。

「次点」とは落選のことです。

購入申込はキャンセルできない

購入申込はキャンセルできません。

補欠当選した場合の購入申込も同様です。

口座管理手数料

東海東京証券は年間3,240円の口座管理手数料がかかります。

IPOをメインに口座を利用する場合、この金額はあまり安いとはいえません。

ただし、以下のいずれかに該当する場合はこの口座管理手数料が免除となります。

  1. 資産評価額200万円以上
  2. 資産評価額が1,000万円以上のお客様の家族口座
  3. プレミアクラブ会員、プレミアVIPクラブ会員、オルクドールメンバー
  4. 法人口座
  5. 口座開設後1年未満
  6. 東海東京ファンドラップ、東海東京SMAのお預かりがある
  7. 東海東京を代理店とした保険契約がある
  8. 取引報告書等電子交付サービスの登録
  9. NISA、ジュニアNISA口座、つみたてNISAを開設
  10. ファンド・ツミタテ(定期買付)、るいとうくらぶ(株式累積投資)の過去1年間の買付実績
  11. 東海東京で東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式を保有
  12. 勤務先の人事制度上のサービス(持株制度、投信積立てサービス等)を享受するための口座を開設している

とりあえず無料ですぐにできるのは「取引報告書等電子交付サービスの登録」です。

取引報告書等電子交付サービスとは顧客への交付が法的に義務付けられている取引報告書や目論見書等を書類の郵送でなくネットで交付するサービスです。

このサービスは忘れずに登録しておきましょう。

メール通知がない

国内株式約定のメール通知サービスはあるのですが、IPOの抽選結果等をメールで通知する機能はないようです。

抽選日以降にログインして確認する必要があり、地味に不便です。

初値売りの売り方

当選して購入したIPO株を初値売りするには「取引」-「売る」をクリックします。

売る

購入したIPO株が表示されるので「現物売」をクリックします。

現物売

IPO株は初値が決まるまで成行注文できないため「指値」を選択し、制限値幅の下限を指値として入力します。

指値

値幅制限の下限の指値でも初値で約定します。

ただし、たとえ公募割れしても初値で売れてしまいます。