岡三オンライン証券は岡三グループの証券会社です。
岡三グループには岡三証券という会社もあり紛らわしいのですが、岡三オンライン証券は岡三証券とは別会社です。
岡三オンライン証券はその名の通りネット(オンライン)専業、岡三証券は対面営業が基本の会社です。
2022年1月1日に岡三オンライン証券は岡三証券と経営統合されたため、両方の会社に特定口座を持つことができなくなっています。
ブックビルディング (需要申告) | 資金 | 不要 |
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抽選 | ネット配分 | 100% |
抽選 | 1人1口 | |
最大当選数量 | 1単元 | |
資金 | 不要 | |
メール通知 | 抽選完了のみ | |
購入申込 | 当選辞退 | ペナルティ無しで可 |
売り注文可能時間 | 上場日の6時 | |
未成年口座 | IPO投資可 |
岡三オンライン証券はIPOに当選するまで資金が不要です。
つまり、前受金不要でIPOの抽選に参加できます。
岡三オンライン証券という名前の通り、オンライン専業なので引き受けたIPO株は100%ネットに配分されます。
しかし、すべての参加者の抽選対象にその100%が割り振られるわけではありません。
IPO株は以下のように3回の抽選に割り振られます。
配分 | ステージS | ステージA | ステージB | |
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第1抽選 | 45% | |||
第2抽選 | 45% | |||
第3抽選 | 10% |
上の表のステージとは以下のことです。
ステージS | 判定期間中に一度でも信用取引手数料優遇コース「プレミアゼロ」または「プラチナ」が適用または、判定期間中の手数料合計が100万円以上 |
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ステージA | 判定期間中の手数料合計が10万円以上100万円未満 |
ステージB | 判定期間中の手数料合計が10万円未満 |
ステージは岡三オンライン証券に支払っている手数料で決まります。
3回の抽選すべてが対象になるステージSの条件はかなり厳しめです。
ステージBだと第3抽選だけが対象、つまり、岡三オンライン証券が引き受けたIPO株の10%しか抽選対象になりません……
IPOの抽選申込画面には申込数量の入力欄があります。
しかし、岡三オンライン証券では重複して当選した場合でも、当選株数は1単元となります。
さらに1口座1抽選のため、申込数量を増やしても当選確率は上がりません。
そのため、申込数量には1単元分の株数を入力すればOKです。
資金不要で抽選に参加できるのはいいのですが、当選か補欠当選した場合、抽選日から入金期限までが短いです。
入金期限に現物買付可能額が不足していると当選か補欠当選していても、画面で「落選」と表示され、購入申込できないなるため注意が必要です。