SBIのIPOルール ー 買付余力があれば同一資金で何口でも

SBIのIPOルール ー 買付余力があれば同一資金で何口でも

SBI証券はインターネット専業の証券会社です。

IPOの概要

ブックビルディング
(需要申告)
資金 不要
同一資金での重複申込
抽選 ネット配分 40~50%
抽選方法 1申込単元につき1抽選
結果発表 抽選日の19:30頃
メール通知 当選/補欠当選時のみ
同一資金で同一抽選日 当選するまで可
購入申込 当選辞退 ペナルティ無しで可
売り注文可能時間 上場日の前営業日の翌日の朝4時
未成年 IPO IPO購入可
ジュニアNISA IPO購入可
キャッシュカード 無し
(2020年10月3日でサービス終了)

抽選配分

SBI証券は引き受けたIPO株の40~50%がネットに配分されます。

抽選配分

ネット配分された株のうち、70%が抽選配分されます。

1単元(通常100株)を1口として何口でもブックビルディングできます。

1申込単元につき1抽選ですが、抽選対象となるのは抽選時に買付余力がある分だけです。

この方式は資金がある人が絶対的に有利です。

1申込単元につき1抽選の証券会社は他に楽天証券がありますが、申込株数に上限があります。

IPOチャレンジポイントによる配分

抽選配分での落選した申込に対してネット配分された株の残りの30%がIPOチャレンジポイントによる配分になります。

IPOチャレンジポイントはIPOの抽選対象になるたびに1ポイントもらえます。

ブックビルディング時に「IPOチャレンジポイントを使う」を選択すると、チャレンジポイントによる配分の対象になります。

その場合、IPOチャレンジポイントの多い順に当選します。 IPOチャレンジポイントがどの程度あれば当選するかは銘柄によって異なります。

柔軟な資金ルール

SBI証券のIPOの資金ルールはかなり柔軟です。

  • 買付余力(資金)がなくてもブックビルディングはできる。
  • 抽選時に買付余力が必要。
  • 抽選時に買付余力が不足していると買付余力分だけの抽選となる。
  • たとえ、同一抽選日であっても、同一資金で複数の銘柄が抽選対象になる(ただし、当選すると資金拘束され残りの銘柄は抽選対象外になる)。

繰り上げならず

補欠当選し、購入申込しても補欠当選しなかった場合は「繰り上げならず」と表示されます。

繰上ならず

メール通知は当選/補欠当選時のみ

サイトの「Eメール通知サービス」でメール通知を設定できます。

通知されるのは当選/補欠当選の場合のみで、落選の場合には通知されません。

当選確率を高める

SBI証券でIPOの当選確率を高める方法は以下があります。

  • 資金をSBI証券に集中させる
  • 地雷銘柄もブックビルディングする
  • チャレンジポイントは主幹事の時に使う
  • 家族で申し込む
  • NISA口座

資金をSBI証券に集中させる

SBI証券のIPOルールでは資金さえあれば何口でも申込み可能です。

それに対し、他の証券会社は1単元、または上限口数までというルールです。

そのため、なるべく資金をSBI証券に集中させ、申込口数を増やすようにします。

地雷銘柄もブックビルディングする

IPO投資では通常、公募割れが予想される銘柄には申込ません。

利益がでないのですから当然です。

しかし、SBI証券ではIPOに申し込むと前述のIPOチャレンジポイントがもらえます。

そして当選して購入をキャンセルしてもペナルティはありません。

そのため、IPOチャレンジポイントをもらうために、たとえ地雷銘柄でも1単元だけブックビルディングします。

もし、当選してしまったらキャンセルすればいいのです。

チャレンジポイントは主幹事の時に使う

IPOチャレンジポイントはSBI証券が主幹事の時に使います。

主幹事ならSBI証券への割当数が多く、複数当選の可能性があるためです。

家族で申し込む

SBI証券は未成年でもIPOに参加できます。

ジュニアNISA口座でもIPOに参加できます。

家族でIPOを申し込めば当選確率を上げられます。

NISA口座

1つしか持てないNISA口座をどの金融機関に作るかは悩むかと思います。

IPO投資がメインであればSBI証券がいいのではないでしょうか。

理由はコツコツとIPOチャレンジポイントを貯めればいつか必ず当選するからです。